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2分岐型光カプラ(光ファイバカプラ)



●概 要

本機は、光ファイバの伝搬光を2分岐した後に再び低損失で結合させることのできる
光カプラです。非接触スプリッタ方式を採用し伝搬モードが入出力間で維持されます。
NPタイプは光束偏波に依存する分岐変動が小さく抑えられており、特にアナログ的な
安定性を求められる御用途に最適です。マルチモード光ファイバ全般で使用可能です。




●仕 様


項 目  
入出射コア径 ※1 適合開口数 500um 〜 1000um
0.3 〜 0.5
200um 〜 500um
0.2 〜 0.4
50um 〜 200um ※4
0.2 〜 0.25
光コネクタ FC / SC / SMA
波長帯※2 広帯域型
VIS : (430nm - 670nm) , NIR : (750nm - 950nm) , NIR2 : (1100nm - 1600nm)
単一波長型
    405 , 550 , 650 , 850 , 1000 , 1310 , 1550 (nm)
分岐比(T:R)※3
1:1 (±5 %)
3:1/7:1/10:1/20:1 (±20 %)
過剰損失※4 <2dB <2dB <2.5dB
反射減衰量※5 <-36dB
<-38dB
<-38dB
偏波依存変動※6 (TBD)
価 格 OPEN (営業部宛ご確認ください)
補 足

※1 原則として入射用光ファイバと同一の光ファイバ素線を使用します。
※2 弊社校正・計測設備にに律則した波長帯です。ご指定波長にも対応いたします。 
※3 透過(T):反射(R)。標準分岐比率は使用波長により変動し、一部対応しない波長もございます。
※4 入出力同一ファイバ使用時の場合の内部光学系に依る損失の最大値です。
   ご使用ファイバの光コネクタ精度等級や端面状態により変動する場合があります。
※5 光ファイバー端面からの反射を除きます。
※6 ご使用の光ファイバの励新状態、波面、光源の種類および波長帯で変化します。


その他、詳細仕様や御要望につきましてはお問い合わせください。





●オプション(増設)

無偏光タイプ (-NP)
偏波状態に依存する分岐比変動を最小限に抑える、無偏光タイプの指定が可能です。
GI型や高開口ファイバのベンドやスペックルによる出力変動を抑制することができます。

分岐比指定 (-XdB)
標準は、透過(T):反射(R)=1:1 です。

1:1 : -3dB
3:1 : -6dB
7:1 : -9dB
10:1 :-10dB
20:1 :-13dB

※ dB表記は、T/(T+R) の対数換算値に基付きます。
※ 波長によりこの分岐比で対応できない場合もございますので、ご了承ください。
コネクタ指定(-SC , -SMA)
標準のはFCコネクタ以外に、SC、SMA905の使用も可能です。
SCコネクタ :-SC
SMAコネクタ:-SMA

FC型3dB光カプラ
FC タイプ
(一般線路用 )
FC型3dB光カプラ
SC タイプ
(主に光通信線路用 )
SMA型3dB光カプラ
SMA タイプ
(主に高出力用)


●型式選定表

※分岐比は透過(T):反射(R)です。特に波長帯に依り若干変化しますので、事前に実測値をご提示いたします。
 
<型式例>

FC3PF-VIS-1000-3dB(波長430-670nm、コア径500-1000nm、無偏光対応なし、分岐比1:1、FCコネクタ)
FC3PF-650-500-9dB-SC(波長650nm、コア径200-500nm、無偏光対応なし、分岐比7:1、SCコネクタ)



●外形寸法図  単位:mm




●カタログ

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